あのクラシックで愛らしいルックス、そして今や絶滅危惧種となった『ゴーカートフィーリング』。
R50・R53型の初代BMW MINIは、今なお車好きを惹きつけてやみません。しかし、最終型でもすでに20年近くが経過しているクラシックの領域に入りかけた車です。
安易に格安車に飛びつくと、購入直後にパーツ代と工賃で大赤字……なんていう『MINIの洗礼』を受けることも。
本記事ではR53ミニを2年以上維持している筆者の経験も踏まえ、初代MINIをこれから購入する方向けに『最低限絶対に見ておくべき基本箇所5選』を徹底解説します!
まずはここから!「最低限見ておくべき」基本ポイント5選
ヘッドライトの曇り・黄ばみ
樹脂製レンズのため、屋外保管の個体は高確率で黄色く曇っています。夜間の光量不足で車検に通らないリスクもあるため、クリアさが残っているか、またはリペア可能かを確認。
万一交換する場合、片方約11万円、両側で約22万円と、かなり高額になります。
天井の垂れ・浮き

欧州車あるあるの定番。日本の高温多湿で天井の内張りが剥がれ、頭に触れるほど垂れ下がってきます。DIY補修は難しく、プロに頼むと数万円〜の出費になるため要チェックです。
エアコンの効き具合

ミニに限らず輸入車で代表的と言っても良いのがエアコンの故障です。多くの場合はエアコンコンプレッサーが故障していることが多いようです。
故障しているかどうかを判別するには実際にエンジンをかけ、エアコンを動作させて確認するのが確実です。
冷房が効かない場合、ラジエーターの電動ファンも故障している可能性がありますので、冷房が効かない車両は修理代が高くつく(20万円程度の出費は覚悟しておいた方が良い)可能性が高いです。
ラジエーター電動ファン故障の修理については、以下の記事も参考にしていただければと思います。
サイドミラーの動作
R50・R53など第1世代ミニのサイドミラーは開閉動作の不具合が出やすいです。筆者のR53も片方は動作が怪しい(カタカタと不安定な動作をしながら開閉する)ため、最低限の動作に留めています。
定番と言っても良い不具合ですが、ミラー丸ごと交換しなくてはならないようですので、数万円〜十数万円は修理代がかかる可能性があります。
ブレーキパッドの残量
ブレーキパッドは消耗品ですので、どの車種であっても交換が必要です。しかし、ミニクーパーのブレーキパッドは国産車と比較して高価であることや、センサーの交換、警告灯のリセットなど、国産車にはないような費用が発生します。
確認方法としては、ホイールの隙間から覗き込み、パッドの厚みがあるかを確認します。
また、MINIにはブレーキパッド警告灯がありますので、そちらが点灯していないことも確認する必要があります。
点灯している場合は基本的にブレーキパッドの交換が必要ですので、数万円〜十万円程度の費用が必要になります。
また、ブレーキローターが摩耗していた場合、そちらの交換も必要になりますので、さらに費用が嵩むことになります。

まとめ

本記事では実際にR53ミニを2年間維持してきた筆者の目線から、ほぼ外観確認するだけでもハズレ個体を引きにくくなる個体の選び方を紹介しました。
ポイントをおさらいすると、下記の通りです。
- ヘッドライトの曇り・黄ばみ
- 天井の垂れ・浮き
- エアコンの効き具合
- サイドミラーの動作
- ブレーキパッドの残量
狙うべきは、走行距離の少なさよりも、『主要な弱点が直近でリフレッシュされているか』がわかる整備記録簿付きの個体です。ただし、手がかかる子ほど可愛いというのも事実です。
また、第1世代ミニの故障は他にもたくさんあります。詳細は「第1世代ミニの定番トラブルポイント(外部サイトに移動します)」を確認していただければと思います。
しっかり専門店を見つけて、最高のミニライフをスタートさせましょう!

